2024年1月27日土曜日

❖岩崎さゆりの議会活動 地域の現状と課題を共有し 次世代につなぐ農業を

2023年3月の吉川市議会で「人・農地プラン」※の進捗状況について一般質問を行いました。

※「人・農地プラン」とは、地域の農業人口の減少による農業の危機的状況に対策をたて、将来の農業の方向性を明確にする「未来の地域農業の設計図」のことです。さらに「人・農地プラン」を基に10年後の地域の農地利用のビジョンを示す「地域計画」を2025年3月までに作成することが求められています。

市の産業推進部長から

●旭地区では、耕作者の51%が70歳以上で、後継者がいない方が48%となっており、農業者の高齢化、後継者の減少などにより今後、農地を個人で管理するのが大変難しい状況である。

●個人耕作が多い地域でも、10年後には後継者がいなくなる可能性がある。農地の耕作を委託されている受託者が中心となり、農地の集積・集約化に向けて継続的な話し合いが必要。

●今後「地域計画」は国が示す手順に従い計画作成に必要な手続きを行っていく。

等の答弁がありました。

吉川市は約30%が田んぼで、近隣5市1町の中でも群を抜いています。日本の食料自給率が低下する中で、食の自給や地産地消が見直されています。農業は食糧安全保障の要です。

田んぼにはお米を作るだけでなく、洪水を防ぐ機能や多様な生き物を育て豊かな生態系を保つ働きもあります。田んぼの恩恵や多面的機能についても市民の皆さんに周知し、吉川市の農業の課題を農業従事者と市民が共有していくことが大切です。


よしかわ市民ネットワーク代理人

  市議会議員 岩崎さゆり