2021年4月14日水曜日

インターンが取材にいきました

インターンが取材にいきました!

岩田京子が受け入れをしている大学生のインターンが、様々な課題を持って活動している市民の方々と交流し、色々な話を伺いました。その取材レポートです。

 

 よしかわ地域食堂ネットワーク

今回は、よしかわ地域食堂ネットワークの代表である関根守さんにお話を伺いました。

「ネットワークの立ち上げ」

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、関根さんが運営に携わる「よつば食堂」では、昨年の4月25日からフードパントリーの運営を始めました。同様に、市内に3ヵ所ある地域食堂「みんなの食堂ころあい」・「みんな食堂たんぽぽ」でそれぞれがお弁当の配布など趣向を凝らした運営をする中で、各地域食堂の代表と意見交換を重ねていきました。そこで地域食堂全体でネットワーク化する事で、より良い活動になるのではないかと意見が一致し、「よしかわ地域食堂ネットワーク」が昨年12月10日に設立されました。

 

「フードパントリーとは」

フードパントリーという活動は、食材を無償で提供する事業です。お米や食材、御菓子、季節感のある恵方巻。時には衣類等、地域にお住まいの方や地元の店舗、企業、行政の協力もありネットワークに集まった食料や衣類をフードパントリーよしかわで配布させていただいております。このフードパントリーを行うにもやはりお金や、仕分け作業など物品を提供できる形にするまでの労力が必要です。そのため地域にお住いの方のボランティア支援や、補助金を貰ったり、セカンドハーベスト・ジャパンと連携することで運営しています。その事務的な作業も大変なようです。

 

「モノを配るだけではない支え合いの場に」

最近のフードパントリーの対象者は、ひとり親世帯・多子世帯・生活困窮世帯だけでなく、コロナ禍で急に生活に困窮してしまった人もいます。そして、この活動は単に物品を受け取る場だけではなく、家庭環境や子育てなどの悩みを相談できる場所となり、また子供達が交流を通して成長できる場所となっています。このように普段は話しづらいことを話し合える場所としてもフードパントリーは大切な役割を担っているのです。

沢山の人の役に立っているフードパントリーですが、課題もあります。フードパントリーは、物品を提供できる場所ですが受け取りに来られる人にしか支援が出来ません。周りに支援を受けているのを知られたくない人、既に生活保護を受けていて更なる支援を求めることを憚る人、病気など事情があって外出出来ない人など、パントリーを実施するだけでは支援を届けられない人がいます。コロナの感染が続き、災害も多い今、いつ生活に困るか分かりません。困った時には誰もが遠慮なく頼れるような協働の社会が広がるといいなと思います。(A)

すばらしい取組みですね。地域で助け合える場所を産みだしていただいたみなさんに感謝です。また、その活動を皆様に知っていただくことで、いざ助けが必要な時に声を出しやすかったり、助けが必要な人に教えてあげたり、また、そうでない時はボランティアをしに行ったり。このような場を今だけではなく、地域のみんなで長く育てていきたいですね。(I)

 



よしかわ市民ネットワーク代理人

  市議会議員 岩崎さゆり