7月27日(土)7:30より、吉川市川藤で、なまず田んぼ米(まい)の会主催による「田んぼの生き物観察会」が開催されました。
最初に、埼玉県景観アドバイザーの安部邦昭先生の説明を受け、それぞれが玉網を持って田んぼや用水で小さな生き物たちを探しました。水辺ではカエルやオタマジャクシ、ヤゴやイトトンボのヤゴ、タニシ、ドジョウの稚魚などが見られ、稲の葉の間にはカマキリがいました。トンボも飛んでいました。一見すると、稲がそよいでいるだけに見えるのに、たくさんの小さな生き物たちが暮らしていることがわかりました。採集した生き物たちをそっと観察用の容器に入れました。
思い思いに観察を行った後は、テントに集まって、安部先生の解説とお話を伺いました。採集した生き物の解説の他にもアキアカネ(赤とんぼ)の渡り(長距離移動)の話や、カエルの種による手足の吸盤の違いについてなど、興味深いお話も聞くことができました。採集した生き物たちを田んぼに返し、「元気に育ってね」とあいさつしました。