以前お邪魔した「放課後等デイサービスtekuteku」の卒業生たちが無農薬野菜を作り始めたと聞き、お邪魔しました。
種から無農薬で野菜を育て、その素材で総菜を作り、近隣のお年寄りに販売する予定とのことで。地域と繋がり地域で共に生きていくための実践の形が、着々と作られています。
仕事以外にも、マッサージや音楽活動を通した心と体のケアも行われているそうです。
二つの拠点が同じ建物にあることで、「tekuteku」の子どもたちは小さい頃から「のらのら」でカッコよく働く先輩を見て育つことができ、働くことの意義や覚悟を身に着けていくそうです。単に使われて働くのではなく、人から喜ばれ、自活できるというゴールが見えることは、確かに大きな励みになります。
子どもたちを支援し続けていくうちに見えてくる制度の不備が沢山ある。でも、その仕組みづくりに走り過ぎると、現場と離れてしまうこともある。子どもたちに寄り添い、社会から見えづらい障がいを持つ人の存在にも光を当て、無関心を減らすことで社会を変えていきたいという靏さんの言葉が、深く胸に刺さりました。